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料理でもカクテルでも基本の料理が一番奥が深く難しい。
寿司屋なら玉子焼きを食べれば店がわかる。
カクテルならマティーニ。
野鳥なら塩焼きだ。
狩猟期間に前にすでに今期の目標は決まっていた。
みかんとひよどり 近藤史恵著
を読んでどうしても食べたかったのだ。
料理人と猟師。料理はジビエの話で狩猟という独特な世界観。
二人の絶妙な関係性とそれぞれの生き方の違いと交わりが面白い。
、、、本を読んだのは8月だった。
4か月間もヒヨドリの味を思い出して、みかんの風味を重ね合わせたりと坊主ののように鍛錬を続けた。
そして12月某日。
遂に満を持してヒヨドリを捕まえた。
狩猟の基本はヒヨドリから。
欲を抑えて力が抜けた良い狙撃だった。
帰宅後
猟師の大衆鳥「ヒヨドリ」
とても小さいので解体にはハサミが良いでしょう。
シンプルに塩味。
ヒヨドリは草食で主に果実を食しているので、肉に癖もなく香りも良い。狩猟の肉の最もはずれの少ない肉のひとつ。
ただ小さいのが難点である。
胸骨を開いて心臓・レバー・砂肝を取り出す。みかんを絞り果汁を振りかける。
みかんとひよどり
ほんのり柑橘系の香りと共に焼き上がりを待つ。
ヒヨドリは骨までぼりぼり食べるのが正しい食べ方です。
勇気を持って少し焼きすぎましょう。
魚焼きグリスを開けたり閉じたり、そわそわ。
最近ジビエを魚焼き機で調理することが流行っている。
こんがりと焼き上がり
遠赤外線で良い具合いに焼けるのだ。
微かな内臓の滋味深さとみかん甘味が絶妙にマッチする。
非常に美味しかった。
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私がスリングショットで初めて仕留めた獲物がヒヨドリでした。今でも狩猟期間はスリングショット片手に野山を歩き回っています。