「鴨が葱を背負ってやってくる」
ということわざがある。
鴨鍋に葱はつきもの。鴨が自分で葱まで背負ってやって来てくれれば、すぐに食べられて好都合であることから。
お人好しがこちらの利益になる材料を持ってくることをいう。
つまりカモが突然現れて、よく見ると葱を背負っている。
「鍋に入れて」といわんばかりの状態のこという。
、、、想像すると笑ってしまう。これ作った人は一休さんかな(笑)
平安時代には既にことわざ辞典みたいなものがあったそう。
中国由来のものから一般人の川柳や和歌、宗教由来のことわざもあるそうだ。
「豚に真珠」は、キリスト教の聖書に由来すると言う説もありました。おあとがよろしいようで。
鴨とネギは相性がいい
鴨の臭いを葱を持って消すといわれるが、脂が乗ってカモがおいしくなる冬。この鴨が手に入る厳寒期に葱はちょうど甘みと柔らかさが増す。という理由が大きいようだ。
相性が良いと言えば、
- ワカメとタケノコ=筑前煮
- ゴボウとドジョウ= 柳川鍋
- ラム肉とモヤシ=ジンギスカン鍋
と相性が良さを利用した料理がある。
ジンギスカンにしていえば、鉄のジンギスカン鍋を使用し 凸型の中央に肉、周辺に野菜を配置。中央から周辺に向かう溝に肉から出る余分な脂や水分が流れる仕組み。周辺にもやしなどの野菜を並べ、流れ落ちた脂で野菜を焼く。
モンゴル帝国を率いたチンギスカンが発明したらしいが、なんだか応用したら使えそう。試しに買ってみました。
さすがも鉄の熱伝導、皮もパリパリに焼き上がり
余分な脂と水分が流れ落ちる。
カモの脂で焼いたネギに焼き色が付く
ヒツジ肉とは違い脂身が皮にしかないので、ジンギスカンのように脂が流れ落ちてネギを満たしてくれるか不安でした。
しかし肉厚な皮から十分な脂が出て、しっかり役を果たしてくれた。
ジンギスカン鍋に乗せると不思議とカモ肉がラム肉に見えてくる。
完成。
こりゃ絶対美味いヤツ。
もちろんジンギスカンのタレを用意してます。
スタンダードなジンギスカン鍋
こりゃあ、
カモネギの相性の良さをカモ鍋よりも引き出してるんじゃないか。
美味しんぼの海原雄山にも出せそうなアイデアと仕上がりになった。
味付けは逆らわずにジンギスカン味。
もうこれ以上言うことない。美味すぎる。寺門ジモンに食べさせたい。寒空の下で最高な料理とお酒。素晴らしい休日となった。
ではまた。
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