目次
岡山と鳥取の境界にある那岐山は初心者から上級者まで楽しめる山です。
登山道は主に3コースあり、片道3時間ほどで登頂できます。
一番初心者向きのCコースで登り、沢の横を歩くBコースで下山することにした。
登山口には熊の生息地なので注意!と看板がありました。
ツキノワグマの生息地、スズメバチにも注意と書いてありました。山は危険がいっぱいです。
誰にでも起こりうる山岳事故
- 滑落
- 遭難
- 落石
- 転倒
- 熱中症
- 高山病
- 低体温症
- クマ
- スズメバチ
普段の生活では起こりえない事故が起こる。山を舐めるな!というように救急車も呼べないし、医療機関もない。
油断や軽率な行動でケガのないようにしなくては・・・
下山まで集中力を切らさずに、楽しい登山に。
なんとか天候にも恵まれて山頂に到着。
山頂広場に水飲み場の看板がありました。
達成感と充実感でより一層美味しく感じられるはずです。
自然の恵みの天然水を飲むのを楽しみにする愛好家の多いのではないでしょうか。(大腸菌やピロリ菌のリスクがあるので煮沸消毒が必要です)
けれど、この水飲み場、、、、
事前に調べた限りなかったし、すれ違う登山者に聞いても行った人はいないという。
草は何となく開かれているが、人があまり通ってない雰囲気です。最初は平たんな下り。
すぐに道は狭くなり傾斜も付いて、草が増えてくる。
怖いなあ。引き返そうかな・・・・
とその時
マムシ登場!!!!!
子供を前に歩かせていたので、あと一歩でとぐろ巻くマムシを踏むところでした。
とっさに子供を抱えて走って逃げました。
あまり考えたくはありませんが、もし噛まれていたらどうなっていたのでしょうか?
マムシに噛まれたら
症状
噛まれた直後から数分後に焼けるような激しい痛みがあります。咬まれた部分が腫れて紫色になってきます。腫れは体の中心部に向かって広がり、皮下出血、水泡形成、リンパ節の腫れも。重症例では、筋壊死を起こし、吐気、頭痛、発熱、めまい、意識混濁、視力低下、痺れ、血圧低下、急性腎不全による乏尿、血尿が出るそうだ。
対処
まず噛まれた傷口より心臓側を布などで軽く縛り安静にして下さい。これは毒が全身に回るのを遅らせるためです。あわてて走ったりすると毒が全身に回りやすくなります。次に、傷口から血を絞り出すようにして毒を体外に出します。水があれば血を絞り出しながら洗浄して下さい。口で毒を吸い出す方法は、口付近に傷があるときには禁忌です。
処置
対処を行っている間に救急車を呼ぶか、速やかに救急指定病院を受診して治療を受けて下さい。病院では受傷部位の切開、洗浄、点滴等を行います。重症例ではマムシ抗毒素を投与する場合もあります。重症となった症例は、ほとんどが受傷から数時間たってから病院を受診した場合です。噛まれた後すぐに顕著な症状がなくても、3~4時間後に重篤な症状をおこしてくることがあるので、必ず早期に医療機関を受診して下さい。
注意
- マムシは毒の量は少ないですが、毒性自体は強いため、小児や体格の小さい患者の場合には重症化する可能性があるため注意が必要です。
- 時間経過が重傷になる要因になるので、なるべく早く、治療が必要です。
対処
動いてはいけない状況なので、山頂から自力下山は不可能。
警察・消防・民間の山岳救助隊員へのレスキュー以来が必要になるようだ。
価格費用はもちろんだが、職員の負担を考えるとゾッとする。
今回は事故なく無事に下山できたが、登山には常に危険が伴うと改めて認識できた。
登山を楽しむために安全に注意して登山を楽しみたい。
下山後の疲れた体に温泉は最高でした。